導入事例 Case Studies & Solution

基幹システム(生産管理:HTでの実績収集)

N社

業種:部品製造業

課題と効果

課題

社内のシステムでは、生産管理、販売管理、購買管理 等 、基幹システムをAS/400(IBM-i)で構築している。

製造工程の各工程の進捗を管理するため、工程票に作業実績を記入している。

工程での作業が完了した時点で記入した工程票を管理部門に集め、翌日にAS/400で実績を入力している。
そのため、進捗情報がリアルに更新されない。また、作業が数日に渡る大量ロットの場合も正確な進捗が取れない。
また、記入漏れや記入ミスがあれば管理部門から現場に問合せを行うなど、実績入力には問題点があった。

効果

主要工程で作業担当者がハンディターミナルによる実績収集を行う運用を開始。
AS/400にリアルに実績が更新されるようになった。それにより、営業部門でも正確な進捗が照会できるようになった。

現場の作業担当者が作業開始時点と終了時点で工程票のバーコード(伝票№)を読むことで、作業時間の収集が可能となり管理部門での作業効率も上がった。

ソリューション概要

AS/400の画面を使用できるハンディターミナルを使用。
ハンディターミナルには5250エミュレータのソフトをダウンロードするだけでよい。
AS/400でプログラムを開発するので、プログラム修正があってもハンディ本体には影響がない。

工程票のバーコード(伝票№)はもともと管理部門での実績入力に使用していたが、ハンディターミナルでも使用できるため利用。
作業担当者は、作業開始時に工程票のバーコード(伝票№)を読むことで作業開始時間を登録。
即時に、「作業開始」の情報が進捗として照会される。
同じく、作業終了に工程票のバーコード(伝票№)を読むことで作業集時間を登録。
作業者のバーコードを読むことで作業者の登録も同時に行う。
終了時点では実績数もハンディターミナルで入力して進捗に照会される仕組み。
機械トラブルや休憩等で、一時作業を中断するときも、工程票のバーコード(伝票№)を読むことで対応できる。
製品製造に入る前の機械調整時間と実作業時間の実績を区別して収集する仕組みも構築。

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